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2013.01.14
No.161 『素直な気質を育む(3)』

 さて、私たちが子供たちを観たとき、この子は許せるが、この子は許せないと決めているのは、問題が解けるからではないということに、ほとんどの人が気づいていないでしょう。能力が高くても、その子の性質がこちらにとって好ましく感じられないとき、無意識に相手を遠ざけようとしてしまいます。
 ほとんどの人間は、表面だけで相手がこんな人間だと決めてしまうのです。私は、こうして多くの子供が発している、表面からこちら側が作り出すイメージだけで、本質に触れることなく、失敗してきたのです。
 英単語が覚えられなくて泣いたかのように見えた女の子は、自分の思い通りの反応が先生から得られないために、覚える努力をしようとしていなかったのです。彼女の表面だけをとらえれば、英語は嫌いだから、覚えたくないのだと、疑ってしまうでしょう。
 人を目的の方向に向かわせようとしたとき、私たちは自分の思い通りに相手を動かしたいという欲望を捨てなければ、自分自身が固定観念によって、判断を見失ってしまいます。まず、自分自身が、どのような時に、固定観念にはまってしまうのかを、しっかり分析している必要があります。その上で、相手の本質を捉えようとするのです。人を指導するとき、表面からと内面からと二面で相手を捉えていれば、相手の能力を信じる状態を保つことが出来ます。
 自分自身のすっきりしない心の内を、目の前にいる人間に素直に伝えるかわりに、相手の気を引きたいために、逆さまのことを言う子供は、周囲の大人や子供からも相手にされることがなくなってしまいます。しかし、相手にされない原因が自分の側にあることは、自分自身では気づくことは出来ないでしょう。彼らが、いつのまにかまとってしまった鎧を外せるような器をもった指導者の存在によって、はじめて、子供たちの素直な性質を引き出すことが出来ます。
 外に対して自分の面目を保とうという意識が働いているとき、多くの子供は、点数さえ良ければ理解していなくても、目の前のことを丸暗記してしまおうという意識のなかにはまっていくのです。
 私は強い信念をもって、子供たちの能力は一部の障害をもった子供たちを除いて同じであるということを、確かめたいと思い続けました。そして多くの事例で、どのような指導方法をとれば良いか見えてきました。しかし、指導方法をある程度確立して技術的な解決をしようとしたとき、それだけでは足らない、彼らの内面からの抵抗にあってきました。
 良い問題集も参考書も、隣にいて丁寧に説明してくれても、その内容の詳細さや明解さなどにはほとんど関係なく、子供が素直に従うための指導者の資質によることが、とても大きいのです。
その資質は、指導者自身が、子供の内実に目を向け、感性を感じ取ろうと決めていることなのです
 私たちは、普段どれほどいいかげんに言葉を使い、自分自身も自分の内面がどこにあるかに、気づいてはいないのです。

続く

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