マザーアップルズ<NEWS/正しい間違い/素直な気質を育む/意志の方向/感性を磨く/無意識行動/解決方法/歩み/関係性の病>
<幼児/未就学児童/小学生/中学生/高校生/刈谷/高浜/安城/碧南/半田/東浦/刈谷市/高浜市/安城市/碧南市/半田市/知多郡東浦町>

マザーアップルズ
マザーアップルズ マザーアップルズ・プレスクール マザーアップルズ・小学校入学準備・低学年学習指導 マザーアップルズ・小学生 中学生 個別レッスン マザーアップルズ・高校生 個別レッスン
マザーアップルズ NEWS
マザーアップルズ
2013.01.07
No.160 『素直な気質を育む(2)』

 「先生。わかんない」と言われたら、必死で解き方を教え、泣きそうな顔で帰ろうとすれば、心配してお母さんに状況を話す。そんなことを繰り返してきた過去を、私はいかにバカだったかと反省させられます。
 私が今から紹介する事例を読んでも、なぜ私が過去の私の対応に反省しているのか、わかりづらいと思います。人間は多くの場合、
自分自身の求める反応を相手から得られなかったとき、意識とは全く違う反応で、無意識に周囲の気を引く反応をしているのです。
 子供も大人も自分自身の居場所を確保するために、言葉を発しているのです。その行為は、皆近いところにあり、いかに醜いかは、やっている本人はまったく気づいていないかのようで、自分の醜悪さに気づいているのです。そして決してそれを他人にわからせないように、必死で言い訳をし、周りのせいにするのです。
 私たち大人は、子供たちがそのような意識をもっていることを知っている必要があります。
彼らの心の鎧を外し、彼らの素直な心を育めば、多くの人から助けを受けることが出来るようになるはずです
 泣きそうな顔をして帰ろうとした子供に「どうしたの。大丈夫?」と皆が声をかけました。この子は誰がみても、何事かが起きたと思ってみんなが声をかけるでしょう。その子は、うなだれて誰が話しかけても聞こえていないかのような反応で、玄関から出ていきました。
 先生に何が起きたか聞くと、「英単語が覚えられなくて、ずっと泣いていました。最近は、よくそんな様子になるので、あまり声をかけずに機嫌が直るまで待っているのですが、今日は最後まで機嫌がなおらなかったんです」と教えてくれました。
 さて、英単語が覚えられないから、泣いていると思い込んでいる先生に、私はまったく違う見解をお話ししました。何かが出来なくて、出来るようになりたいのであれば、泣いている場合ではなく、どうすればいいか聞くはずです。彼女が泣いているのは、先生を自分自身の方に振り向かせたいからです。彼女は、先生の自分に対する反応が気に入らないから、悪く言えば、すねているのです。なぜなら、その日によってとても一生懸命やる日があるからです。覚えられないのではなく、単語を覚えることに価値をもってここにきているのではないということ。私は先生に、相手を頑張れと励まし、少し出来たらほめるようにし、途中はすねていることも受け入れて、最後だけは少し覚えて帰れるように誘導すること。ほんの少しの努力を最後に認めるようにお願いしました。
 私はかつて、塾でこのような状態の子供たちをみたら、心配してお母さんに様子を聞いてきました。どの子も塾で泣いたことや、叱られたことは、家では話していませんでした。たぶん、彼女は玄関を出ると同時に元気にお迎えの車に乗ったことでしょう。翌週、彼女が、鼻歌交じりに私たちの前を通り過ぎるのを見たとき、
出来ないから泣いているのではなく、先生に注目して欲しかったのだとわかりました

続く

<<< NEWSトップへ戻る

【キーワード】
マザーアップルズ バード・アイ学習法 エレメント・チェック 解決方法 無意識 無意識行動 意志の方向 素直な気質 求める反応 意識とは全く違う反応 周囲の気を引く反応 居場所の確保 醜い 醜悪 言い訳 周りのせい 心の鎧 素直な心 助けを受ける 英単語 機嫌 振り向かせたい 励まし ほめる 受け入れる 誘導 認める 注目してほしい