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2012.11.13
No.153 『感性を磨く(1)』

 世の中の人間は、大人も子供も例外なく出来る限り楽をして自分の欲望を満たしたいと考えています。子供たちは、今いかにして楽に正解を得るかに最大の関心を示した結果、同じ問題の繰り返し練習は、理解のない丸暗記行動へと、自身を無意識に追い込んでしまいます。小学校で出題される問題が、子供たちにとってあまりにも簡単であることが、その状況を作りだす要因の一つです
 日本の子供たちの学力の低下が騒がれることはあっても、問題が簡単過ぎるというのは聞いたことがないはずです。ゆとり教育の歪みを改善するべく、各学年で指導項目が増えています。しかしこれもまた、子供たちにとって全体像を捉える邪魔になっています。
 各学年で学習する単元の内容がますます薄くなり、次学年で学習するものとの繋がりがつかめないのです。小学校で方程式を学習するように学習要項が増えても、約分が不得意な子は減りません。
 各単元の内容が少なくなって細分化され、一つ一つの練習が簡単であるため、例題のとおりに数字を移動させることが、学習であると勘違いします。三角形の面積を求める問題は、図に書かれている二つの数字を掛けて2で割っています。どこが底辺でどこが高さか見てはいません。見る必要がないのです。図の書いてある問題をたくさんやれば、すぐにそちらの思考に入ってしまいます。数字を二つ図から取り出して割るという作業を覚えることを学習だと脳に記憶します。どの子も面積を求めるときにそのように考えるということを言っているのではありません。
彼らは、能力が低いのではありません。高い能力の人間を、単純作業ばかりやるライン作業者にするのは、とても簡単なことなのです。
 幼児期から思考を固められてしまうと、早い子で小学三年生くらいで算数の文章問題が出来なくなったと烙印をおされるし、自分も出来ないと思い込みます。能力が低いのではありません。思考の方向が違うのです。一度思考の方向を変えてしまったとき、その世界からひっぱり出すには、出題の仕方をまったく変える必要があります。そして、子供たちがどんな状況にあるのかを感じ取れる感性を、指導者がそなえる必要があります。
 ずれてしまった思考方法を使い続けることで、虚栄心を満足することを覚えた人間は、すでにその方法が、通用しなくなっているにも関わらず、どうしても、捨てることが出来ないことも、多くあります。
 学力テストでは、子供たちに何が起きているのか決して理解できないことです。ほとんどの塾では、悪気もなくむしろもっと、酷い状況に追いこんでしまうと思います。幼児期に子供たちが気づかずに、その状況に陥ってしまうことを、皆様に伝えることが出来たら、多くの子供たちが、もっと気づきのある価値ある人生をおくることが出来るのではないかと思います。私は、子供たちの能力は生まれながらに差があるのではないことを、証明したいという聖職者が多く現われることを、願っています。

続く

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