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2012.08.20
No.142 『無意識行動 内側(5)』

 人間が人と接して心地よい状態というのは、おそらく自分を一番に思ってくれることでしょう。その信頼感や安心感を相手から感じることが出来たとき、その人間のためであったら、どんなたいへんな事も頑張ろうとするのではないでしょうか。しかし、このような関係を結ぶことは、夫婦であっても難しいことです。今は親子ですら難しいのですから。まして他人同志であれば言うまでもありません。愛されることを知った人間は、人を愛する事が出来るようになりますが、人の愛を知らなければ愛し方も気づかないことが多いのです。人間は人の愛し方を知るために、この世に送り出されるのかもしれません。
 苦労してメダルを獲得したスポーツ選手とコーチの関係も、自分自身で偉業をなしたと勘違いしたときから、成績は伸び悩んでしまいます。世の中には、有名大学をでた頭の良い人間がたくさんいますが、その優秀な大学にいった人間が皆、その頭脳を知識の習得ではなく、社会の役に立てることに使うことが出来れば、すばらしい事です。せっかくの頭脳を外側に向けて使おうとしているからです。自分が周りより良くありたいという、気の散った状態で知識の習得に励んだ人間も、学校では良い成績を収めることが出来ます。しかし愛されたことのない人間は頭脳の明晰さだけで人望を集めることはないのです。社会に出てリーダーとなるべき人間は、人から愛され、人を愛することを知っている人間であると思います。今自分自身に求められていることが持つ意味は何であるのかを感じ取ろうとするでしょう。頭脳が明晰であっても、傲慢で自分一人だけで社会が成り立つという考えの中にいれば、あらゆることに反省もなく、周囲のせいにして生きていくのです。
 塾の仕事は預かった生徒の成績を上げることです。成績を上げることが、イコール社会に役立つ子供たちを育てることに繋がれば、私たち自身が今求められていることに、本当の意味を持つことができるでしょう。
 私たちは目の前にいる子供たちに知識を習得させることが役割ではないのです。彼らに伝えることで、自分自身の意志の方向を内側に向けているかどうか確認の場をいただいているのです。「このようなことを言ったら相手が傷つく」とか「相手を褒めなければいけない」とか、外側に意識を向けたとき、必ず相手は気を散らすのです。
愛するということは、相手を感じることなのです。目の前の相手を感じれば、大切なことは厳しいことであっても勇気をもって伝えられることでしょう。
 優秀な指導者は、そこに流れる法則性を伝えるために大きな縦のループを意識して、目標地点まで子供たちをひっぱっていこうという意志の方向をずらさないのです。
 多くの指導者は目標地点も、その法則性すら意識せずに、相手がミスしたところを指摘することが指導であると勘違いしてしまいます。そして簡単な問題の繰り返し練習に追い込み、もっと気の散る子供にしてしまうのです。
良い指導者は良い指導をしようと意識することもないでしょう。

続く

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