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2012.08.06
No.140 『無意識行動 内側(3)』

 集中している状態というのはどんな状態を言うのでしょうか。長時間机に座っていることが出来れば集中していると言えるのでしょうか。確かに、姿勢が良いとか悪いとか言うのは、集中度合いをはかるのには、一つの目安になるでしょう。しかし、外から見た状態は一件集中しているように見えていても、意識をそこにおいていないということも、往々にしてありますし、またそんな場合、本人はやったつもりになったりしています。大抵は嫌々やっているという場合がほとんどで、定期テストが終われば気を抜いてしまうというように、常にムラがあります。
 多くの子どもが平均点を意識し、他人と比較して、自分が少しでも秀でていたいという欲望の中で勉強しているように感じます。「理解したい」という欲求で動いているのであれば、新しい分野にも積極的に取り組むはずだし、テストが終わって気を抜くことも少ないはずです。
 彼らは本当の意味で、勉強に集中したことがないのです。ずっと外からの影響で、動かされ続けているのです。周りが動いているから自分も体裁を調えている様な場合、指示されたことはやっているのですが、とりあえずその場が過ぎれば良いと感じています。無意識に、外側に意識が行っているのですが、このような場合、外からは非常に分かりづらく、また
本人もやれていると錯覚しているので、自覚することが非常に難しくなります。
 簡単な問題を与えると、答えは書けてしまうのですが、理解しているわけではありません。
わかった気になりますが、けして理解が深まり、積み上がったわけではありません。動かなくなって止まってくれる子どもは、手が掛かるようですが、逆にそこで考えて、自ら動こうとしているので、乗り越えてからの変化も自覚があります。正解しているのに、無意識に集中出来ていない場合は、実にやっかいなのです。
 このような場合、時期が過ぎると、忘れてしまいます。このように集中出来ない子どもは、足し算をやっていると、引き算を忘れてしまったりします。彼らは、その場限りの体裁を調えるために、その後ずっとその頭脳を使い続ける無意味な人生のスタートを切ってしまう不幸な子どもたちなのです。お母さんが好きだから、頑張ろうとしていたのですが、お母さんは好きだけれど叱られないために、仕方なくやり始めるのです。
 このような思考に陥ると、物事の法則性に気づかず、その場限りで処理します。同じ形のものは処理できますが、形が変わると、全く動く事が出来ません。しかも、一度そのような集中出来ない癖がついてしまうと、そのことの修正は非常に時間が掛かるのですから、空恐ろしい事です。特徴は、基本となる構成要素をとてもいい加減にとらえるため、変化させた問題を行うと、今まで出来ていたかのような問題も、出来なくなってしまいます。
 彼らは、周りによって影響されやすく、事が起こるとそちらを優先し、自分の都合が悪くなると、誰か別の要因にします。体調が悪いとか、追い詰められると講師のせいにします。

続く

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