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2012.07.27
No.138 『無意識行動 内側(1)』

 子供たちが塾で集中しないのは、講師が子供たちを救心することが出来ないからです。
 最初は疲れた顔でやってきた子が、すっきりとした顔で、帰って行く時と、来たときよりも疲れた顔で帰って行く時があります。どんなにクラブで疲れてやってきても、ある瞬間を超えると時間の長さとは関係なく、元気になっていく姿を発見するときがあります。
 集中して取り組み始めたときの瞬間を見ると、講師は心の中でガッツポーズをするでしょう。良い講師は、きっと生徒のこの瞬間を見たいと、本心で願う事が出来るのだと思います。
 自分が用意した教材をここまでやろうと決めて準備万端で向かっても、相手がこちらに向き合ってくれなければ、どうすることも出来ません。子どもたちのほとんどが、塾に来る前に他の要因で気が散ってやってきているのです。最初から集中できる子は、ほとんどいません。しかし、集中する事が習慣化し、集中するまでの時間が短くなってくると、最初に言ったような元気な状態になって帰って行く事が増えてきます。一つの事で集中することが出来るようになってくると、不思議と他の教科も変化が出てきます。そしてこの変化とともに、気づくとそれまでのお母さんの、その子に対する姿勢も変化していることに気づく事があります。その子の状態が良くなってくると、お母さんのその子を観る姿勢も良い方に変化するように思います。
 変化がない場合、たとえ子供自身が努力していても、結果だけをみて出来ていないと言い続けます。中には、成績が上がった時は褒めますが、その次のテストがそのまま上がり続けないと物凄く叱ったりする事があります。以前、ある生徒が、「少しずつ上がらないと次が困るでしょ。だからこれぐらいでいいの。」と言った子がいてびっくりしたことがありました。ずっと右肩上がりでなければ、機嫌が悪くなるのなら、いっそ思いっきり下がって、そこから動かない方が良いと決め込んでしまった例です。
 大抵のお母さんは、子供が勉強に向かう姿勢に、いらいらして命令してしまっています。不思議なことに、とても熱心で必死に教えた結果、どうにも言うことを聞かないので塾に連れて来たにもかかわらず、任せると同時に、忘れてしまったのかと思うくらい、何も言わなくなることがあります。そして、ある時テストの結果を持ってきて、どうなっているのかと尋ねるのです。こういう場合、塾に任せた時お母さんは、子供の事を本当に意識から消し去ってしまっているのではないかと思います。そして成績をみると、思い出すのではないでしょうか。毎日顔を観ていれば、その子が元気かどうか分かるはずですが、もしかしたら気にしていないのかもしれません。学校に呼び出されるか、成績をみて異常に気づきます。
 
私たちは、自分は出来ないと言って決めてしまう子を、どんな心構えで接することが大切なのでしょう。「集中させよう」と無意識に考えた時、相手は塾に入ってきた時と同じ状態から、変化することはありません。

続く

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