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2012.07.16
No.137 『無意識行動 集中』

 人間というのは、自分自身を冷静に見つめることができる人は、ほとんどいないのだと思います。子供たちが授業に集中しない時、そのほとんどの原因は講師の側にあることを私は、ずっと修正してきました。子供たちを、講師の側が目的をもってスピーディーに目標地点に指し示していくことがなければ、必ずその授業は子供たちにとって意味の持たないものとなってしまいます。私は、講師が自分の今からやる授業の意味を明快にするために、どの講師がみてもはっきりと目的が分かるような準備を手掛けてきました。以前は、丁寧に指導するイコール丁寧に説明すると考えていました。
 当時は、丁寧に説明すればするほど、私が理想とする自立心のある子供たちを創る事からは、どんどんかけ離れていく一方でした。また、全体像をつかむことなく子供がミスしたところに対して、間違った事を指摘して修正するだけという、お粗末な授業をしていたのです。間違いを指摘されれば、その場は治しますが、同じ間違いに自分で気づくようになる子は、よほど能動的な子供です。たいていはその場で修正して、自分はもう理解していると勘違いしてしまいます。大事なことは出来るだけ、たくさんの経験をして、たくさん頭を打って自分で気づく事です。
 集中していない子供ほど、他と比べて動きが遅く、一見正しいかのような質問を繰り返したり、考え込んだような状態で止まってしまいます。
 講師がある目的に子供たちを指し示すには、子供たちにいかに集中を教えるかです。もちろん講師が子供に集中するということが前提です。もし、理解していない子供たちをみて、「分からせようという」ように、講師自身の気が散ってしまったら、必ず子供たちは集中を切ってしまいます。「どうして分からないの」とか「なぜ、こんな事も理解しないのか」と思った瞬間に、敏感な子供たちは、心を遮断してしまうのです。多くの事を系統立てて、
万全の準備をして望んだにもかかわらず、相手が出来ていない時の、こちら側の心構えを決めておかないと、指導する側が心を乱して、目の前の人間の集中を切ってしまいます。子供たちが、出来ているかどうか、常にテストしようと考えているから、出来ていない点数をみて、講師の側が先に、気を散らして、ますます、相手の集中を切ってしまうのです。
 テストは修正のためのものであって、それまで、繰り返し訓練したにもかかわらず、意味不明の答えが戻ってきたとしても、それは、変化の中での反応が出来ていないからであって、必ず記憶されたものがどこかに残っています。大切なのは、常日頃、テストされて出来ていなくても、修正すれば良いという心構えを育てる必要があります。
 集中力を養うためには、とにかく
決められた量を淡々とやる胆力を養う必要があります。大人は、子供たちが失敗したら、そのミスによって自分をだめだと責めてしまう子供たちを作り出していることに、気づかなければいけないと思います。気が散っている子供たちは、無意識に叱られないでおこうと気を散らすのです。

続く

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