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2012.06.25
No.134 『無意識行動 反応』

 物事にある方向からだけ、ずっと反応していると、一見出来ているように見えることも、ほかの環境や、複合で起きてくると、そのことを使うことが出来なくなります。そればかりか、それまで出来ていたほかのことすら全く出来なくなってしまいます。このような状況になるのは、相手の能力を疑い、狭い視野に追い込んでしまって、それを攻め立てることを繰り返すことによって、動けない状態に追い込むことで起こるようです。
 物事に対する反応は、ある一方向からの反応になれたとしても、即座に別の方向から反応できるようになるには、時間がかかります。出来るようになってしまった側からすると、相手が努力する気がなくて、勉強が足らないとか、何も理解していないと感じるでしょう。確かに、あらゆる方向から物事を使おうという努力をしていないことが原因なのも事実です。
 しかし子供たちが今置かれている環境は、出来るだけ変化が少なく、単純な繰り返しを行うことで、積み上げて理解していくという考えの中に在ります。
単純なことを、細かく分解してしまい、積み上げるタイミングも連続ではないのです。常に全体像が見えず、その一つ一つに繋がりがない状態です。
 変化に反応するためには、そのための訓練が必要なのです。たとえば、三人称単数の主語がきたら動詞にSを付けるということを知識で知っていても、英作文で自在に操るには訓練が必要だし、会話の中で反応して使えるようになるには、もっと時間が必要です。
 たとえば、九九を覚えたら、九九をいえるけれども、どの場面でも即座に使うには、反応して使えるようになるまでの訓練が要ります。
 ところが、ほとんどの指導者は相手が変化に反応するための時間が足らないことが原因で、同じ法則を別の環境で使えなくなっているのだと考えません。そのため、その時間をとる代わりに、
もっと簡単な単純な分解した状態の環境に相手を追い込んで、全体が見えない状態のなかで、ぼんやりさせていくのです。そればかりか、相手の反応が鈍いことを、怒り続けたりするのです。私は、漢字の練習をたくさんやったあげく、部首を逆に書いても全く気づかない子や、同じ形の割算をたくさんやって、桁を変えたら全く出来ない子、少数の掛け算をやったら、全部同じ位置に、小数点をおいてしまう子など、たくさん見ました。
 彼らは、けして能力が低いためにそのような状況になったのではありません。全部、自分のコントロール化においてしまおうとする傲慢な大人の下についてしまったり、そのような環境に偶然におかれてしまったのです。
 しかし、彼らは、変化が少ない中では、一方向において、驚くべき反応の速さも兼ね備えていることも事実です。
 たとえば、音のルールを教えたとき、驚くべきスピードで大量の英単語を覚えることが出来たりします。しかしこれも、その単語が別の文章の中で混ざって出てきたときに、その単語だと気づかなかったり、また、読めて日本語の意味をすべて言えても、全く書けなかったりします。

続く

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