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2012.05.21
No.129 『解決方法12 腑に落とす』

 自分が出来ていると勘違いする人間の多くは、難しい問題に挑戦する前に自分の能力が高いと決めてしまいます。より難しい問題に挑戦することで、基本法則が腑に落ちるという経験を積んでいないのです。
 複雑な問題になればなるほど、何工程も踏んで最終の解答にたどり着きます。その工程の一つ一つについては、理解していたと感じていても、実際には複雑な工程の組み合わせをしたとき、自在に使うことが出来なくなります。
 より難しい問題や、いくつもの問題が同時に出題されたとき、反応して解答できなければ、実際には使えているということには、ならないのです。
 複雑な問題や、問題を混ぜて出題した時、
簡単なところでのミスがとても多くなるのは、基本法則が反応して出てきていない、つまり腑に落ちていないのです。腑に落ちていない基本法則が存在している場合、複雑な問題になると、まるで何も理解していないかのような壊れ方をする子供たちが増えてきているように感じます。
 指導者が目指す方向を決めて、目的地に向かって、子供たちをスピーディーにつれていく時、注意する点は腑に落ちていないところを、自ら気づくタイミングを作ることです。
 より難しい問題に挑戦しなければ、問題パターンを丸暗記する方法をとっていることを、修得したと勘違いするのです。中学校程度の問題であれば、とても起用に多くのパターンを丸暗記できるくらいの、ものすごい記憶容量を持っている子供が増えてきています。この場合、彼らは自分が出来ていると勘違いしていますので、
実践で役に立たないことを経験すると、完全にやる気を失ってしまうことがよく在ります。問題形式が変わったりすると出来ない、応用力がない、実力テストができないといわれるケースです。
 このような状態から脱する方法は、基本法則が腑に落ちていないことに気づくような、より難しい問題までスピーディーに挑戦させることです。そして腑に落ちていない基本概念の存在に気づかせて、出来ているという勘違いをさせないようにすることが必要です。より難しい問題まで、連続して思考するように挑戦させる必要があります。
 たとえば、九九を覚えたばかりの小学生は、連続で九九を下から言うことは出来ますが、途中の九九は、反応して言うことはできないし、割り算を九九を使って解くことができても、あまりのある割り算は、すぐに探し出すことが出来ません。そこまでスピーディーに挑戦させれば、まだ腑に落ちていないことに気づくことが出来ます。
 九九を忘れたのではありません。使えるように反応できるまで、修得するような問題に挑戦させる必要があるのです。
自分では出来ていると勘違いしている四則の計算が、実際にはぼんやりとしたままで修得できていない子供たちが、とても多いのです。私は、小学校の後半でそのような子供たちを見たら、中学校の正負の計算を前倒しにやらせて、四則計算を復習させます。
 より難しいことに挑戦することで、腑に落とすためのタイミングを作ることが出来るのです。

続く

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