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2012.05.14
No.128 『解決方法11 挑戦心』

 物事を解決する力を持った人間は、問題点を分けて考えることができることをお伝えしました。さらに、どんな問題も解決することが出来るためには、解決する方法を、自在に使い分ける必要があります。多くの指導者が、基本問題から応用問題に移って、まったく出来なかった場合、基礎からやり直しさせたくなります。
 簡単な問題は、解くことができるけれども、複雑になると出来ないというのは、当たり前に起きることです。
確かに向かう方向を示さずに無目的に応用問題を解かせることは、解決方法ではありません。
 しかし指導する側がある目的を持ってスピーディーに目指す目標地点にまで連れて行こうとした場合で、基本問題は解けるけれど、難しい問題を解くことが出来なかったり、問題を混ぜて出題したら解けなくなってしまったような場合、基本にこだわりすぎれば、実際には腑に落ちていないことに気づくことが出来ず、それ以上の力を付けることが難しくなります。
 問題を分けて考えることが出来ても、法則を操るためには、複雑な問題に挑戦する必要があります。人が、何かに挑戦する心を育まなければ、常に安全なものだけを解き、正解することだけを求めるようになってしまいます。
 「これはまだ習っていない」とか、問題に取り組んで、あまり時間もたっていないうちから「全然わからない」と言う子供たちの多くは、実際には全く理解していないのではなく、
もう少しで、修得できる直前に、思考を止めてしまっているだけなのです。私たち指導者が、相手の能力をここで諦めてしまったとき、子供たちは、修得の前に自らの能力を抑え、それ以上の力を発揮することはないのです。ほとんどの指導者は、基本だけでも出来ればいいと考え、そしてその基本も指導できないのです。基本法則を腑に落とすために、複雑な問題に挑戦することが必要であることに気づいていないのです。
 たとえば、小学校一年生の終わりに二桁の足し算や引き算が出来れば、三桁の計算も出来るし、桁の概念を、より理解するためには、小数点を含む計算まで練習したほうが、より理解が深まります。しかし、指導する側に、相手を混乱させることを恐れる気持ちがあれば、相手は「分かろう」という気持ちにはなりません。
 簡単な問題であれば、混ざっていても解けていた相手が、複雑な問題を混ぜたとき、
今まで出来ていたかのようにみえた簡単な問題まで間違いを犯すようになることがあります。このとき、多くの指導者は、相手を混乱させてしまったことを後悔し複雑な問題は、やらせようとしなくなります。
 人がとどまっていたステップを上がるためには、自らが腑に落ちていない部分に目を向けて、反応できる力をつけるための機会が、与えられる必要があるのです。
 そうして考えると、挑戦心をもった指導者が、信念をもって子供たちの「分かろう」という心に火をつけることが出来たとき、彼らは自らの意思で挑戦することを、歓ぶことが出来るように育つことに気づくのです。

続く

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