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2012.02.20
No.116 『歩み NO.6(忘れる?)』

 誰でも覚えたことを、全部記憶しているわけはありません。しかし、法則にのっとって一旦理解したものは、使っている間は忘れてしまうことはないはずです。私が、塾を始めた頃に驚いたのは、例えば、足し算や引き算を忘れてしまう子がいるということでした。「忘れる?」と聞けば、たくさん問題をといて、忘れないようにしなければと考えてしまいます。当時、たくさんの問題を解かせて、正解になるまで解かせ、しばらくするとまた、忘れるということを繰り返していたように思います。彼らがどのように、感じているのか、最初は感じることができなかったからです。正解をある期間続けられる子と、その授業時間の短い時間だけ正解して、つぎの授業では覚えていない子に分かれます。その違いは、記憶しようとしているか、していないかによるところが大きいと思います。ただし、理屈なしの丸暗記となっている場合は、当然、記憶容量の限界とともに消し去ってしまうことになります。
 私は、長い間どうしてこのようなことが起こるのか不思議で仕方がありませんでした。そして、多くの想定をしてみると、なぜこのようなことが起こるのか、解明できてきていると思います。子どもたちの立場で考えると、明らかに法則を使って解いたほうが楽だと思います。
それなのに、なぜ法則を使わないのでしょう。それは法則の存在に気づいていないからだと思います。
 「足し算」の法則が何か言える大人はどれだけいるか、と聞いたら明快に答えられる人は少ないと思います。ほとんどの人が、答えが解れば、教えることができると考えてしまいます。
 長い間子どもに、勉強を教えるということを続けていて、常に思うことですが、毎回、新鮮であり、彼らがどのように感じているのかを知るにつけ、こちらが勉強になります。伝えることの難しさに常にぶつかり考えさせられます。
私は、「伝えることの難しさ」を知った大人が、子供たちの将来を考えられる社会であったら、多くの子供たちが、救われるのではないかと思うのです。
 もし、昔のように消費税もなく、自分のお小遣いで好きなものを買い物できれば、環境が手伝って、単位を覚えることもできるはずだと思います。今は、小さい頃に自分でお金を使う経験のない子がほとんどです。袋詰めされたものや、パックに入ったものを、スーパーで買っても、量の感覚をつかむ経験が少ないのです。
 足し算や引き算を、九九のように暗記するのは、生活や遊びのなかで使う経験がほとんどないのに、いきなりプリントをたくさん解くことからスタートし、正解になるまで練習するところにこだわるからです。遊びや生活を通して数が何かを知った子は、暗記する必要はないはずです。
 私の塾では、下は二歳から、高校生、そして英会話も、三歳から成人の方がいます。多くの様々な年代の人を見なければ、人はそれぞれの年代において、その時節にあったことをせず、
目先のことにこだわったとき、その数倍の修復時間がかかることに気付かなかったと思います。

続く

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