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2012.01.30
No.113 『歩み NO.3』

 なぜ勉強をしなければならないのかということを、明快に答えることが出来る大人が果たしてどれだけいるのでしょうか。良い学校に行くためとか、良い会社に就職するためとかいうことを目的にしたとき、多くの人間が、その目の前の目標に到達したとき、なにも見出すことの出来ない人間になってしまいます。私は、かつて勉強することの意味をまったく考えていませんでした。彼らが自ら動くことではなく、教え込もうとしていたのです。当時の私は、学校の勉強は、社会に出るための準備であるはずだと気づいていながら、深く考えることも無く漠然と教えていたのです。知識を教え込もうとしても、何の役にも立たないということを、後になって痛感することとなりました。知識を詰め込もうとしたとき、子供たちの目的は、常に目の前の試験の成績に向かってのみ発動し、その試験が終わるとすべてを捨ててしまいました。子供たちが将来の夢をなくしているのは、大人が無目的に知識を詰め込もうとするからなのでしょう。
 どんな難しい問題も解くことが出来る人間が、果たして良い先生に必ずなれるかといえば、そんなことはありえません。子供達に授業をしていると、常に発見があります。彼らの視点がとても新鮮だったり、どのように感じているかということを一緒に感じる事が出来たときには、どこに向かっているかを伝えることが出来ます。
 子供たちが教室に来たとき、他の何の影響も受けず、勉強に集中できるなどということは、ほとんどありえません。彼らは、教室に来る前に
多くの環境に影響されているのです。学校や家庭からの影響も含めて存在しているわけです。子供たちが、講師自身や周りの環境に影響されて、集中できないことを理解しなければ、その時その時で、彼らの出来に講師の側が揺れてしまいます。
 だめな先生は、人間というのは大人を含めて、もちろん子供も感情が乱れたとき、まったく集中できないのだということを理解せず、子供たちを機械のように働かせようとしてしまうのです。多くの子供たちが、その場だけ一緒にいて、心を遮断していることには、ほとんど気づきません。
 子供たちが勉強する意味は、
いかに自分の心を開放して人にあわせるかを学ぶことではないかと思うのです。伝える側の意思を感じて、相手に合わせる能力を身につけるには、先生と生徒の間に心の交流が無ければ難しいでしょう。先生がそのことを、自分自身の中に描けていないとき、ほとんどの場合、子どもたちは無意識に心の扉は閉じたまま、勉強は知識を増やすことだと感じるでしょう。そうして応用の利かない決まったことしかできない子供が出来てしまいます。私がこの何年も困り果ててきた多くの原因は、実はこちら側つまり講師の側の心のおき方にあるのだということを、痛感させられ続けました。
 心の遮断の厳しい子供たちの多くが、話を聞くことができていないだけで、講師に自らを合わせる姿勢に徐々に変わったときに、変化がでてきたことに気づきだしたのです。

続く

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