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2012.01.23
No.112 『歩み NO.2』

 勉強が出来ないといえば、努力が足りない、やれば出来るはずだと、考えます。ほとんどの場合、自分の子供が学校のテストが悪かったとき、教えてみようとするようです。毎日、子供のかばんをチェックし、何を習ってきたかに必死になり、教え込もうとするようです。私の塾に来る前に、ほとんどの子供がそんな経験を持っています。「私の言うことは聞かない」と、ほとほと困ってつれて見えるのです。
 そんな子供たちのほとんどが、自分に自信を持っておらず、自分は馬鹿だと思っています。彼らの意識は、どうやってその場を、逃れるかということに無意識にいってしまいます。何かを理解して取り組んだ歓びを残念ながら、あまり感じていないことが多いようです。目の前の問題が○になることが、その場を逃れることになるのです。
 子供たちの中には、明らかに言動がおかしくなっている子も、多く見ました。例えば、その場にあわないような大きな声で話したり、実際にはいじめなど無くても、いじめにあったと言う子もいました。
 講師の顔をずっと見ている子も多く、違う答えを言うと、叱られるとか、間違ったことを言ってはいけないと無意識に思い込んでいるのです。答えを出す前に講師に聞いて答えたりします。こんなときも、彼らの意識は、いかにその場を逃れるかであって、わかりたいわけではありません。書いた答えに、少しでもこちらが不遜な顔を見せると、その顔に反応して、何が間違ったかを考える前に、ケシゴムで消してしまったり、あまり考え無しに別の答えを書いたりします。また、何も考えなしに、めちゃくちゃな答えを連発して適当に答えたりもします。
 塾を始めた当初は、そのような状態の子をたくさんみると、講師も私も、よけいにどのようにすれば良いかわからず、とんでもない子を預かったとか、これは特別な子だと、思ってしまいました。
 会話も成り立たないことが多く、返ってくる返事が、一方通行になるため、まるで、感情が伝わらない相手のようにも感じてしまうのです。
 後になって、ほとんどの場合、彼らがとても純粋で、どちらかといえば、その年齢よりもずっと幼い感情表現しかできないまま、止まってしまっていることが多いことを発見しました。小さい頃から、自分が感じることを周りの人間に感じ取ってもらうことが少なく、暖かい交流をしてもらっていないだけで、感情が伝わらない相手などでは、なかったという事も分かりました。
 一部の障害のある子供たちを除いて、
伝える側が、相手を人間として愛したとき、ほとんどの子が、無意識についてしまった心を遮断する癖をはずし出し、多くのことを吸収する素地がはじめて出来るのです。そんなことが分かりだすまでには、とんでもなく長い時間と、多くの思考が試されたのです。
 当時の私は、彼らを特別な子供であるという感情から抜け出すことが出来ず、問題を解く順番や、基本が詰まれていないという表面だけが、物事を理解できない状態をつくると思っていました。

続く

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