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2011.12.26
No.108 『関係性の病 NO.1』

 私は、とても長い時間をかけて、真実を見つけようとしてきました。そして「子供たちの能力には、障害のある一部の子供たちを除いて、ほとんど差が無い。環境さえ整えば、どんな子供もその力を発揮することができる」ということを実感してきています。
中学生の問題くらいであれば、法則を使わなくても、問題形式を丸暗記すれば、上位の成績を取ることができます。座標すら分かっていなくても、二次関数の問題の正解は書けますし、比の法則を捉えていなくても、相似の問題を正解できます。構造は捉えていなくても、英文は訳せるし、英作文も書けます。彼らは、法則を習っていないかといえば、絶対に学校で教わっているはずです。
 教わっても、練習する時間が少なければ使えるようにはなりません。使えるようにならない理由の中には、習熟するための時間が少ないということも、確かに含まれます。しかし、
私がこの問題の本質を捉え切れておらずに、この数年見てきた生徒の多くが、練習を増やせば増やすほど法則を無視し、正解のための丸暗記をますます強固にしてしまっていました
 因数分解の公式を覚えていないのに、恐ろしい訓練を積んで、定期テストの前には一見、出来た状態になる子もいます。全部正解しているのに、公式はいえなかったりしました。英語のテキストでは、すらすらと本文を暗記し、英文は言えるのに、少し変化させると、簡単な習った単語の組み合わせであっても、作ることが出来ないことも、よくあります。彼らの授業態度はいたってまじめです。授業中さぼろうとしているようには見えません。授業中の返事も、「うん。うん」と調子よくしていたりします。
 私は、あるころから彼らが意識してその状態に入るのではなく、ほとんど無意識にそのような状態に入ることに気づきました。おそらく小学校の低学年のときから、多くの子供たちが、そのような思考を無意識に行っていると予想します。彼らは、覚えても忘れてしまうと自分で思っていますし、覚える能力が低いと、自分で言ったりします。彼らは、共通して顔の表情が少なく、能面のような顔をしていることが多いです。特に、何かに取り組んでいるときに、そのような能面のような表情になっています。その表情になっているときには、無意識に丸暗記していることが多いのです。
 塾を始めた当初は、原因の多くは、指導方法やカリキュラムにあると考えていたため、既製の問題集ではなく、独自に問題を作っていました。しかし、そんなことをしても、解決できない事実は変わらず、根本に行きつけないでいました。今も、独自で教材を作っています。同じことを伝えるのに、伝える目的がずれないように、また観ただけで出来るだけ見やすかったり、感性を働かせやすいように色を工夫したり、順番を工夫したり、手作りしています。そのように工夫したものを、使うことによって、確かに子供たちに変化が出てきました。しかし、
それでも根本の解決には、まだ行きついてはいなかったのです。

続く

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